古物査定の窓口 トップへ戻る
集客と運営

買取チラシの作り方。
先に、何件欲しいかを決める。

デザインから入ると失敗します。何部配って何件の電話が欲しいのか。ここを先に決めると、必要な部数も予算も自動的に決まります。反響率の目安、折込とポスティングの違い、そして書くと違法になる表現まで書きました。

先に結論
  • 買取チラシの反響率は、おおむね0.01〜0.05%です
  • 1万部配って1〜5件。これを前提に部数と予算を決めます
  • 載せるのは買える品目・実際の金額・電話番号。デザインは二の次です
  • 「地域一番高く」「他社より高く」は景品表示法違反になり得ます

反響率から逆算する

買取チラシの反響率は0.01〜0.05%あたりです。 1万部で1〜5件。これが現実的な範囲です。

少なく感じるかもしれませんが、買取は今日必要なサービスではありません。 売る物があって、売ろうと思っている人にしか刺さらない。 だから反響率は低く出ます。

反響率を上げようとするより、部数で当てにいくほうが確実です。 デザインの工夫で0.02%が0.03%になることはありますが、 ゼロが1になるわけではありません。 まず母数を確保してください。

逆算のしかた

1か月に10件の電話が欲しいとします。 反響率を0.02%と置くと、必要な部数は5万部です。

5万部を配る場合の目安印刷と折込を合わせた金額
金額
安く抑えた場合1枚6.5円・小さめの紙/薄手
325,000円
標準的な仕様1枚9円・A4/一般的な厚さ
450,000円
予算として見ておく額1枚10円
500,000円

1枚あたり6.5円から9円。予算は10円で見ておくと、あとで足りなくなりません。 5万部なら50万円。これで10件の電話です。 1件あたり50,000円。

高いと感じるかどうかは、1件あたりの粗利がいくらかで決まります。 買取の平均単価が2万円、粗利率が30%なら、1件の粗利は6,000円。 これでは合いません。 逆に平均単価が10万円の品目を扱っているなら、十分に合います。

単価は紙のサイズと厚さで変わります 同じ5万部でも、A4かB4か、薄手か厚手か、片面か両面かで金額が動きます。 6.5円と9円の差は、ほぼここです。 見積りを取るときは、必ず仕様を揃えて比べてください。 1枚あたりが安い見積りは、たいてい紙が小さいか薄いかのどちらかです。
古い数字をそのまま使わないでください 数年前は1枚3円台で撒けました。いまはその倍以上です。 チラシの解説記事や書籍の多くは当時の単価のままなので、 その数字で予算を組むと足りません。 見積りは、いま取り直してください。
チラシが合うかどうかは、扱う品目で決まります。 デザインでも文言でもありません。 まず自分の1件あたりの粗利を出してから、部数を決めてください。

折込とポスティングの違い

新聞折込 印刷込みで1枚6.5〜9円。新聞を取っている家に届きます。高齢の世帯に届きやすいのが買取と相性がいい点。ただし新聞購読率は下がり続けています
ポスティング 印刷込みで1枚8〜13円。新聞を取っていない家にも届きます。配る地域を細かく選べるのが利点。業者によって配布の質にばらつきがあります

買取に関しては、新聞折込のほうが向いていることが多いです。 理由は単純で、売る物を持っている世代と、新聞を取っている世代が重なるからです。

ただし地域によります。新興住宅地なら折込はほぼ届きません。 配る前に、その地域の新聞購読率を折込業者に聞いてください。 教えてくれます。

何を載せるか

よくある失敗は、載せすぎることです。 チラシは数秒しか見られません。

  1. 買える品目を、具体的に 「なんでも買います」は何も伝わりません。「金・プラチナ・切手・古い腕時計」のように、持っている物の名前が書いてあるから気づいてもらえます
  2. 実際の買取金額 「高価買取」ではなく実際に買った金額。「K18ネックレス20g ○○円」のように書きます。これが一番効きます
  3. 電話番号を大きく 買取の問い合わせはいまも電話が主です。QRコードやLINEも載せていいですが、電話番号を一番大きくしてください
  4. 店の場所と、顔 家に呼ぶ、または家財を預ける相手です。誰がやっているか分かることが安心につながります。写真を1枚入れてください
  5. 古物商許可番号 表示の義務はありませんが、載せると信頼が変わります。無許可の業者との違いがここに出ます

書いてはいけない表現

ここは知らないと事故になります。 景品表示法は、買取の広告にも適用されます

以前は「販売」の広告が中心に見られていましたが、 買取の表示も対象という整理が明確になっています。 根拠のない比較や最上級の表現は避けてください。

避ける表現
言い換え
地域一番高く買います根拠がなければ優良誤認にあたります。全店を調べた資料がなければ書けません
この品目に力を入れています事実として言えることに置き換えます
他社より高く買います同じく比較の根拠が要ります。「他社」の範囲も不明確です
他社の査定額をお持ちくださいやっていることをそのまま書きます
絶対に損はさせません断定は避けます。何をもって損としたかを示せません
査定の内訳をお見せします具体的な行動で信頼を作ります
買取金額10倍比較の対象が示されていない場合、根拠を求められます
実際の買取事例(金額入り)実績はそのまま出せます。いちばん強い材料です
「実際に買った金額を載せる」が、いちばん安全で、いちばん効きます。 比較でも最上級でもなく、事実だからです。 ただしその取引の記録は残しておいてください。 根拠を求められたときに出せる形にしておくことです。

1回で判断しない

1回配って反響がゼロでも、それは失敗ではありません。 1万部で反響率0.02%なら、期待値は2件です。 ゼロも普通に起こります。

買取のチラシは、見た瞬間に電話する人より 取っておいて、必要になったときにかける人が多い。 3か月前のチラシを持って電話が来る、というのは普通にあります。

判断してよいとき 同じ地域に3回以上配ったあと。累計の部数と件数で見ます
判断してはいけないとき 1回目の結果だけ。ばらつきの範囲でしかありません

そして電話が鳴ったら、必ず「何で知りましたか」と聞いてください。 これを記録していないと、何が効いたのか永久に分かりません。

よくある質問

買取チラシの反響率はどれくらいですか。
おおむね0.01〜0.05%です。1万部配って1〜5件という水準になります。買取は今日必要なサービスではなく、売る物があって売ろうと思っている人にしか届かないため、反響率は低く出ます。デザインの工夫で多少は動きますが、まず部数で母数を確保するほうが確実です。
チラシは何部配ればいいですか。
欲しい件数から逆算します。月に10件の電話が欲しく反響率を0.02%と置くなら、必要な部数は5万部です。印刷と新聞折込を合わせて1枚あたり6.5円から9円が目安で、予算は1枚10円で見ておくと足りなくなりません。5万部なら50万円、1件あたり5万円という計算です。これが合うかどうかは1件あたりの粗利で決まるため、先に自分の平均単価と粗利率を出してください。
折込とポスティングはどちらがいいですか。
買取では新聞折込のほうが向いていることが多いです。売る物を持っている世代と新聞を取っている世代が重なるためです。費用は印刷込みで折込が1枚6.5〜9円、ポスティングが8〜13円。同じ部数でも紙のサイズと厚さ、片面か両面かで金額が動くため、見積りは仕様を揃えて比べてください。ただし新興住宅地では新聞購読率が低く折込が届かないため、配る前に折込業者にその地域の購読率を確認してください。
チラシに「地域一番高く買います」と書いてもいいですか。
根拠がなければ書けません。景品表示法は買取の表示にも適用され、根拠のない最上級表現や比較は優良誤認にあたる可能性があります。地域の全店を調べた資料がなければ、この表現は避けてください。代わりに実際に買い取った金額を載せるほうが、安全であり効果も高いです。
チラシには何を載せるべきですか。
買える品目を具体的に、実際の買取金額、大きく載せた電話番号、店の場所と担当者の写真、そして古物商許可番号です。「なんでも買います」では伝わりません。持っている物の名前が書いてあるから気づいてもらえます。買取の問い合わせはいまも電話が主なので、電話番号を一番大きくしてください。
1回配って反響がゼロでした。やめるべきですか。
まだ判断できません。1万部で反響率0.02%なら期待値は2件で、ゼロも普通に起こる範囲です。また買取のチラシは取っておかれることが多く、数か月後に電話が来ることもあります。同じ地域に3回以上配ったうえで、累計の部数と件数で判断してください。あわせて、電話が鳴ったら必ず何で知ったかを記録することです。
古物査定の窓口の開業サポート

フランチャイズに入らず、
自分の看板で買取店を開く。

チラシで人を呼べても、値がつけられなければ買えません。何を買い、いくらで買い、どこへ売るか。そこから組み立てます。

  • 大阪で5日間。本物と偽物を手に取りながら、本物と偽物の見分け方から、店を開けるところまで
  • ゼロ期生の価格は770,000円(税抜)。ここからのお値引きはいたしません
  • 募集は1〜3名。面談は必須で、当方でもお受けするかどうかを判断させていただきます
開業サポートについて聞く
お急ぎの方・直接ききたい方050-1725-9868

LINEに、13ページの開業ロードマップを置いています。お読みいただいたうえで、合いそうならお声がけください。

この記事は2026年9月時点の景品表示法の一般的な考え方と、買取店の集客に関する実務をもとに書いています。記載の反響率や費用は目安であり、地域・時期・品目によって大きく変わります。広告表示の適法性について判断に迷う場合は、消費者庁の資料または専門家にご確認ください。

自分の看板で、買取店を開く。
5日間で、本物と偽物の見分け方から、店を開けるところまで。ゼロ期生は770,000円、募集は1〜3名です。
開業サポートを見るサポートを見る 開業ロードマップをもらう資料をもらう