他業種からの参入
査定ができないために、
毎回捨てている6つ。
片付けの現場で処分の山に入っている物の中に、値段がつく物が必ず混ざっています。珍しい品ではありません。毎回出るものです。値段が分からないから「処分でよろしいですか」と聞いてしまう。その6つを挙げます。
安場 達也古物査定の窓口 代表
買取業界歴15年以上。査定の現場から店舗の管理者、そして経営者まで、同じ道を順番に通ってきました。
北海道から沖縄まで、開業と店舗運営の支援実績があります。
大阪府公安委員会 古物商許可 第62229R076686号
公開 2026年9月8日
更新 2026年9月8日
先に結論
- 見逃されるのは珍しい品ではなく、毎回出る物です
- 共通するのは「壊れている」「古い」「箱がない」から捨てるという判断
- この3つは、買取ではマイナスにならないことが多い
- まず貴金属1品目だけ確実にすると、拾える数がはっきり変わります
毎回捨てている6つ
1
切れたネックレス、片方だけのピアス
金やプラチナは重さで買います。
切れていても、留め具が壊れていても、片方だけでも関係ありません。
溶かして地金に戻すので、形は問われないからです。
なぜ捨てるのか
「壊れているから売り物にならない」と考えてしまう。ジュエリーを「商品」として見ているためです。買取の現場では素材として見ます
2
止まっている腕時計
機械式の時計は、動かなくても値がつくものがあります。
修理して直る前提で流通するからです。
クオーツも電池切れなら問題ありません。
なぜ捨てるのか
その場で動かして確かめ、動かないと壊れていると判断する。動作確認は査定の一部でしかありません。まず裏ぶたの型番を見ます
3
古いフィルムカメラとレンズ
フィルムカメラはいま値が戻っています。
本体が壊れていても、レンズだけで売れることがあります。
型番で相場を調べられるので、判断は難しくありません。
なぜ捨てるのか
「フィルムはもう使わない」という思い込み。実際には需要が戻っており、古いほど高いものもあります
4
箱と保証書がないブランド品
箱も保証書もなくて、本体だけでも買えます。
値は下がりますが、ゼロにはなりません。
バッグ、財布、小物、どれも同じです。
なぜ捨てるのか
「付属品がないと売れない」と聞いたことがある。付属品は加点であって、ないと減点になるだけです
5
使いかけの切手、古いはがき
バラの切手も、まとめて重さで買うやり方があります。
古い記念切手、年賀はがきの書き損じ。
引き出しの奥から必ずと言っていいほど出てきます。
なぜ捨てるのか
1枚あたりの額が小さいので、価値がないと感じる。まとまると額になります。かさばらないので持ち帰りも楽です
6
古い記念硬貨、外国の紙幣
記念硬貨は額面以上で動くものがあります。
使えないと思われがちな古い紙幣も同じです。
外国紙幣も、両替できないだけで無価値ではありません。
なぜ捨てるのか
「使えないから価値がない」と考える。使えるかどうかと、売れるかどうかは別です
なぜ見逃すのか
6つを並べると、共通するものが見えてきます。
捨てる理由になっていること
壊れている/古い/箱がない。この3つです
買取の現場では
この3つは決定的なマイナスではありません。値が下がる要素ではあっても、ゼロにする要素ではない
つまり、物を「まだ使えるか」で見ているか、「いくらで売れるか」で見ているかの違いです。
片付けの仕事では前者で見るのが自然です。
その癖のまま現場に立つと、毎回同じ物を落とします。
そして、お客様は聞かれたことにしか答えません。
「これは処分でよろしいですか」と聞けば「お願いします」と返ってきます。
「これ、値段がつきますよ」と言えるかどうかで、その日の売上が変わります。
どう拾うか
全部の品目を覚えようとすると、どれも中途半端になります。
1つに絞ってください。
- まず貴金属だけ
毎回の現場にあり、相場が公開されていて、重さで計算できます。覚える量が一番少なく、判断がぶれません。ここだけで拾える数がはっきり変わります
- 次に時計
点数は少なくても1点あたりが大きい。裏ぶたの型番を見る癖をつけるだけで、拾える数が増えます
- 扱わない品目は、回して手数料をもらう
自社で全部やる必要はありません。買い取れる業者に回して手数料を頂く形もあります。捨てるよりは確実に良い
そして始める前に、古物商許可を取ってください。
買い取って売るなら必要です。
無償で引き取った物でも、売るなら同じです。
許可の取り方を詳しく
必要書類、費用、そして許可が下りるまでの約40日。
申請の流れを順番に書いています。詳しく見る →
すでに現場をお持ちの方へ
本物と偽物の見分け方だけを1日でお伝えする研修があります。1品目1日150,000円(税抜)、
2人目以降は半額。定員8名、出張も承ります。詳しく見る →
よくある質問
- 壊れた金のネックレスでも買い取れますか。
- 買い取れます。金やプラチナは重さで計算するため、切れていても留め具が壊れていても、片方だけのピアスでも関係ありません。溶かして地金に戻すので形は問われないからです。壊れているから売り物にならない、という判断は買取の現場ではあてはまりません。
- 動かない腕時計に値段はつきますか。
- つくものがあります。機械式の時計は修理して直る前提で流通するため、止まっていても値がつきます。クオーツも電池切れであれば問題ありません。その場で動かして確かめて動かないから壊れている、という判断は早すぎます。まず裏ぶたの型番を確認してください。
- 箱や保証書がないブランド品は売れませんか。
- 本体だけでも買い取れます。値は下がりますがゼロにはなりません。付属品は加点の要素であって、ないと減点になるだけです。バッグ、財布、小物のいずれも同じ考え方になります。
- 片付けの現場で、まずどの品目を覚えるべきですか。
- 貴金属です。毎回の現場にあり、相場が公開されていて重さで計算できるため、覚える量が一番少なく判断がぶれません。次が時計で、裏ぶたの型番を見る癖をつけるだけで拾える数が増えます。ブランド品は本物か偽物かの判断が要るため後回しで問題ありません。
- 自社で買い取らず、業者に回すこともできますか。
- できます。扱わないと決めた品目は、買い取れる業者に回して手数料を頂く形があります。自社ですべての品目を扱う必要はありません。判断がつかないまま安く買うより安全ですし、処分してしまうよりは確実に良い結果になります。
- 買い取るのに許可は要りますか。
- 必要です。買い取って売る場合は古物商許可が要ります。無償で引き取った品であっても、転売するのであれば同じく必要です。管轄の警察署に申請し、費用は19,000円、許可が下りるまで約40日かかります。
古物査定の窓口の開業サポート
フランチャイズに入らず、
自分の看板で買取店を開く。
現場はすでにお持ちです。足りないのは、目の前の一点に値をつけられること。貴金属から順に、本物と偽物を手に取りながら身につけていただきます。
- 大阪で5日間。本物と偽物を手に取りながら、本物と偽物の見分け方から、店を開けるところまで
- ゼロ期生の価格は770,000円(税抜)。ここからのお値引きはいたしません
- 募集は1〜3名。面談は必須で、当方でもお受けするかどうかを判断させていただきます
開業サポートについて聞く
お急ぎの方・直接ききたい方050-1725-9868
LINEに、13ページの開業ロードマップを置いています。お読みいただいたうえで、合いそうならお声がけください。
この記事は2026年9月時点の買取および片付けの一般的な実務をもとに書いています。品目ごとの相場は時期や状態によって大きく変わり、必ず値がつくことを保証するものではありません。許可の要否について判断に迷う場合は、管轄の警察署にご確認ください。