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真贋の見方

ルイヴィトンの本物と偽物。
製造番号は、本物の証明ではありません。

「シリアルナンバーを調べれば分かる」と書かれた記事をよく見かけます。
半分は正しく、半分は危険です。
番号が何を表しているのかと、番号がない本物が存在する理由から書きます。

公開日:2026年8月15日 / 最終更新日:2026年8月15日

先に結論
  • 製造番号が表すのはいつ・どこで作られたかです。本物である証明ではありません
  • 番号は模造品にも打たれます。番号があることを根拠に買わないでください
  • 2021年ごろからICチップに移行し、番号の刻印がない個体があります
  • 実務では番号・素材の経年・縫製・金具を積み上げ、1つでも引っかかれば止めます

製造番号は何を表しているのか

ルイヴィトンの製造番号(シリアルナンバー)は、製造した国と時期を表す記号です。
アルファベット2文字と数字4桁の組み合わせが基本で、時代によって並び方が変わっています。

要素
意味
アルファベット
製造した国と工場を表す記号。フランス・スペイン・イタリア・アメリカなど
数字
製造した年と週。並びの規則は年代によって変わっています
刻印の位置
品番ごとに違います。内側のタグ、ポケットの奥、革の裏。決まった1か所ではありません

つまり番号は製造の管理情報であって、 「この個体を正規品と認定した番号」ではありません。
ここが出発点です。

番号だけで判断できない理由

理由は3つあります。

起きることなぜ危ないか
模造品にも番号がある規則に沿った番号が打たれています。形式が合っている=本物ではありません
本物なのに番号がない古い年代の品、ICチップに移行した個体、革の劣化で読めなくなった品
本物の番号を写している実在する個体の番号をそのまま打つ手口があります。照合しても通ります
「番号が正しいから本物」という判断のしかたが、いちばん危ないです。 番号は否定に使う道具だと考えてください。 規則から外れていれば止める。合っていても、それだけでは進めません。

ICチップへの移行で変わったこと

2021年ごろからの変化

ルイヴィトンは製品にICチップを埋め込む方式へ移行しました。
これにともない、製造番号の刻印がない個体が出ています。

チップは目に見えず、読み取る手段が一般には開かれていません
つまり買取の現場では、チップの有無を判断材料にできません。

結果として、新しい年代の品ほど、番号での確認が使えなくなっています
素材と造りを見る力の比重が上がった、ということです。

現場で見る順番

番号は最初に見ますが、最後の決め手にはしません

  1. 製造番号を確認する あるか、位置は品番と合っているか、規則から外れていないか。外れていればここで止めます
  2. 革の経年を見る 持ち手やヌメ革の焼け方。使用感と色の進み方が噛み合っているか。ここは作りにくい部分です
  3. 縫製を見る ステッチの本数、間隔、角の処理。全体を通して均一かどうかを見ます
  4. 金具を持つ 重さ、表面の仕上げ、ファスナーの動き。手に取らないと分からない部分です
  5. それでも判断がつかなければ、買わない ブランドに強い同業へ回すという選択もあります。その場で結論を出さないのが防御になります

買う・買わないの線引き

開業して間もない段階では、扱う範囲を先に決めるほうが安全です。

品物現場での扱い
モノグラムの定番品数を見る機会が多く、比較の材料が貯まります。ここから始めます
限定品・コラボ品相場が動きやすく、比較対象も少ない。慣れるまで避けます
状態の極端に良い古い品年代と状態が噛み合わない場合があります。慎重に見ます

ブランドバッグは、正しく見抜けても相場で損をすることがあります
買ったら早く現金に戻す。
ここは時計と同じです。

古物査定の窓口について

番号は読めます。革の焼け方は、読めません。

番号の規則は文章で覚えられます。
ただ、革の経年、縫製の均一さ、金具の重さ。
これらは現物を何度も触らないと基準ができません。

独学で始める場合 比較の材料がないまま判断することになります。1点の失敗が数十万円です
研修を受ける場合 本物と偽物を並べて手に取りながら5日間。買わない基準の作り方まで

開業サポートの中身を見る 加盟金もロイヤリティもありません。
5日間の研修と、その中身

よくある質問

製造番号がないルイヴィトンは偽物ですか。
そうとは限りません。
古い年代の品には番号が入っていないものがあり、2021年ごろからのICチップ方式では刻印そのものがない個体があります。
革の劣化で読めなくなっている場合もあります。
シリアルナンバーで製造年は分かりますか。
アルファベットが製造国と工場、数字が製造の年と週を表します。
ただし並びの規則は年代によって変わっているため、その品番の年代に合った読み方をする必要があります。
番号を照合できるサイトはありますか。
非公式の照合ツールはありますが、規則に沿った番号は模造品にも打たれるため、通ったことを根拠に本物と判断しないでください。
番号は「規則から外れていたら止める」ために使います。
ICチップは読み取れますか。
一般に開かれた読み取り手段はありません。
買取の現場ではチップの有無を判断材料にできないため、素材と造りを見る比重が上がっています。
開業したての頃、ブランドバッグは扱うべきですか。
モノグラムの定番品など、数を見る機会が多いものから始めることをおすすめします。
限定品やコラボ品は比較対象が少なく、相場も動きやすいため、慣れるまでは避けるほうが安全です。
古物査定の窓口の開業サポート

フランチャイズに入らず、
自分の看板で買取店を開く。

番号の規則は文章で覚えられます。覚えられないのは、革の経年と縫製の均一さです。そこは本物と偽物を並べて、手に取る回数でしか身につきません。

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この記事は2026年8月時点の一般的な実務をもとに書いています。 仕様や表記はブランド側の変更により変わります。特定の判別方法を保証するものではありません。 高額品の判断は、正規店や専門の鑑定機関での確認をおすすめします。

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