開業準備度診断(3分)
開業の手続き

古物商許可を取ったら、次にやること。

古物商許可は、書類を出して審査を受ければ取れます。
むずかしいのは、その次です。
何を買い、どこへ売り、どう見分けるか。
このページでは、許可を取った人が止まりやすい所を、順番に整理します。

先に結論安場さん
  • 許可を取ったら、営業の土台→売り先→見分け→集客の順で進めます。
    1件目を買う前に、売り先を決めておくのが一番の近道です
  • 営業の土台は、プレートの掲示・古物台帳・本人確認・行商とURLの届出。
    義務は許可の日から始まります
  • 1年目の売り先は、業者オークションと古物市場に絞ります。
    買うことと売ることは別の事業だからです
  • 偽物が怖いなら、全部を見分けようとしないこと。
    自信を持って買える範囲を決めて、その中だけで始めます
  • 許可の後の道は、FCに入る・開業スクール・真贋講座だけ・独学・自分の屋号で研修を受けるの5つ。
    FCだけが道ではありません
  • 儲かるかどうかは、店頭か出張かでは決まりません。
    買値を決める力と売り先で決まります

許可を取ったのに、次の一歩が出ない理由

許可は営業してよいという許しで、商売のやり方までは教えてくれないからです。
試験も講習もないぶん、許可証が届いた日に、何から始めればいいかが分からなくなります。

「初心者はダメって言われてしまいます。古物市場の競りに参加するにはもう遅いのでしょうか」
「どこで売れば利益に繋がるのかわからなくて」
「基準外の品を買い取ってしまったら、証拠が残ってしまう点なんですよね」

許可を取った人・取る途中の人の声(Yahoo!知恵袋より)

このまま動かないと、どうなるか。
プレートの掲示や台帳の記録などの義務は、許可の日から続きます。
一方で、売り先がないまま買い始めると、買った品が棚にたまり、次を買う現金がなくなります。
許可証が財布の中で眠ったまま、という人は少なくありません。

許可を取ったら、この順番で進める

営業の土台→売り先→見分け→集客の4段で進めます。
集客を先にすると、来た品に値段を付けられず、売り先もないまま止まります。

  1. 営業の土台をつくるプレート・古物台帳・本人確認・行商とURLの届出。
  2. 売り先を決める業者オークションか古物市場。
    1件目を買う前に。
  3. 買う範囲と、買わない基準を決める最初の品目を1つに絞る。
    迷ったら買わない。
  4. 最初のお客様を呼ぶ知り合い・チラシ・ホームページから1つ。

この4段を30日に割った順番とチェック表は、資料「古物商許可を取ったら、最初の30日でやること」にまとめています。

1.営業の土台をつくる

最初にやるのは、警察に見られて困らない状態をつくることです。
古物台帳と本人確認の記録が、あとから一番効いてきます。

やること中身くわしい記事
プレートを掲げる紺の地に白い文字、横16cm×縦8cm。
営業所ごとに掲げる。
掲げていないと10万円以下の罰金
古物商プレートの作り方
古物台帳をつける取引の年月日・品目と数量・特徴・相手の住所氏名職業年齢。
保存は3年
古物台帳の書き方
本人確認の手順住所・氏名・職業・年齢を確かめて記録。
1万円未満でも確認が要る品目がある
古物商の本人確認
行商の届出出張・催事・古物市場での売買は行商。
届けていなければ変更届で足す
古物商の行商とは
区分とURL扱う区分は変更届で足せる(14日以内)。
ホームページを開いたらURLを届け出る
古物商の13品目
警察の立ち入りは、時期が決まっていません。
見られるのは古物台帳と品物の保管の状態です。
許可を取った日から台帳をつけておけば、慌てることはありません。

2.売り先を決める

1年目の売り先は、業者オークションと古物市場に絞ります。
買取の利益が決まるのは、売れた時です。
だから、1件目を買う前に売り先を決めます。

売り先入りやすさ相場のつかみやすさ向いている場面
業者オークション古物商許可があれば申し込める所が多い落札の結果が見えるので、つかみやすい最初の売り先。
相場を覚える時
古物市場(業者の競り)許可が必須。
多くは今の会員の紹介が要る
品目に強い市場を知ると有利品目と相場が分かってきた時
専門の業者に卸す取引先が決まれば早い相手の言い値になりやすい比べる先を持っている時
ネット販売誰でも始められる自分で調べる在庫と資金に余裕が出てから

ネット販売は利益率を取れますが、売れるまで在庫とお金が寝ます。
買うことと売ることは別の事業なので、1人で何でもやる時期は、どちらか1つに絞った方がうまくいきます。

紹介がなくて古物市場に入れない時は、業者オークションから始めて相場を覚えます。
市場は品目ごとに強い・弱いがあり、知らないだけで大きく損をすることがあります。
市場の中身は古物市場とは、仕入れと売り先の考え方は古物商の仕入れ先を比べるにまとめています。

3.買う範囲と、買わない基準を決める

偽物が怖いなら、全部を見分けようとしないことです。
値付けのミスは利益が減るだけですが、偽物は払った金額が全額消えます。
自信を持って買える範囲を決めて、その中だけで始めます。

  1. 最初の品目を1つに絞る許可の区分の中から、まず1つ。
    範囲は続けるほど広がります。
  2. 見るところを書き出す刻印・重さ・作り・付属品。
    刻印は後から打てるので、刻印だけでは決めません。
  3. 買わない基準を先に決める本人確認ができない・入手の経路を話さない・自分の範囲の外。
    迷ったら買わない。

当社では、本物か偽物かを断定する言い方はしません。
当社の査定基準で、基準内か基準外かで考えます。
金の見方は金の本物と偽物。刻印は、本物の保証ではありません、見分け方の学び方は査定はどう身につけるかにまとめています。

4.最初のお客様を呼ぶ

最初の関門は、買取の品を集めることです。
大きな広告は、1件目を終えてからで間に合います。

集め方特徴
知り合いに声をかける費用がかからず、最初の1件の練習になる
チラシ(折込広告)反響が早い
ホームページ更新を続けると、長く集客してくれる
SNS人柄が伝わる。
続けることが前提

店頭・出張・催事のどの形で始めるかでも、集め方は変わります。
開業全体の順番は買取店の開業にまとめています。

許可の後の道5つを比べる

許可の後の道は、大きく5つあります。
FCに入るだけが道ではありません。

どれが正しいではなく、時間を投資するか、お金を投資するかの違いです。

道最初のお金屋号見分け売り先向いている人
FCに加盟する大手の例で、店を作る前に本部へ約250万円本部のもの本部の研修・査定本部が用意することが多い看板と仕組みを借りて始めたい人
開業スクールに通うスクールの研修費自分のもの品目ごとの実習があるかを確かめる売り先まで教えるかを確かめる型を一通り学んでから始めたい人
真贋講座だけ受ける講座の受講料自分のもの見分けに絞って学べる自分で探す売り先と集客はもうある人
独学+業者オークション0円から(オークションの入会金・年会費は別)自分のもの自分で失敗しながら覚える業者オークションから時間をかけられ、失敗も学びにできる人
古物査定の窓口の研修770,000円(税抜)・大阪で5日間。
加盟金・ロイヤリティなし
自分のもの実物にふれて、当社の査定基準で基準内・基準外を見るポイント売り先の入り方までFCの契約は重いが、1人で手探りは不安な人

FCは、看板があるというだけで強い選び方です。
一方で、加盟すると、屋号・売り先・やめる時の条件も本部の物になります。
自分で全部やるのも一つの道で、トライアンドエラーを楽しめる人には向いています。
他の人の成功と失敗を、お金で買うか、時間で買うか。
メリットとデメリットを並べて決めてください。

FCか独立かの比べ方は買取はFCか独立かにまとめています。

古物商は儲かるのか

店頭か出張かといった買取の方法では、儲かるかどうかは決まりません。
1件あたりの粗利を決めているのは、集客ではなく買値です。

真贋に自信がないと、買値が安くなります。
安くなるとキャンセルが出て、お客様のリストがたまりません。
数字が伸びずに資金が減り、次の広告が打てなくなる。
1年目のつまずきは、見分けから連鎖します。
だから、許可の後に一番先に投資するのは、買値を決める力と売り先です。

この順番が合う人、合わない人

会社員を続けながら準備を進め、自分の屋号で小さく始めたい人に合います。

中身
合う人許可を取った(取る途中)。
FCの資料も見たが、契約の重さで迷っている。
出張か催事で小さく始め、店は後で考えたい
合わない人収入の保証がほしい人。
家族の反対を押し返せない人。
フランチャイズでも独立でも、収入の保証はありません

自分の準備がどこまで進んでいるかは、開業準備度診断で確かめられます。
資金・許可・見分け・売り先・集客の5つの軸で、100点中何点かが分かります。

手続きと実務の記事

許可の手続きと、許可の後の実務は、次の記事でくわしく書いています。

よくある質問

古物商許可を取ったら、最初に何をしますか
プレートの掲示、古物台帳の用意、本人確認の手順、行商とホームページのURLの届出です。
義務は許可の日から始まります。
そのあと、売り先を決めてから1件目を買います。
許可を取ったのに、古物市場に入れません。どうすればいいですか
多くの古物市場は、今の会員の紹介を求めます。
紹介がない時は、古物商許可があれば申し込める業者オークションから始めて、落札の結果を見ながら相場を覚えるのが近道です。
1年目の売り先は、どこがいいですか
業者オークションと古物市場に絞るのが基本です。
ネット販売は利益率を取れますが、在庫と資金の効率が悪くなります。
オークションも品目ごとに強い・弱いがあるので、手数料を引いた手取りで比べます。
偽物をつかむのが怖いです。どうすればいいですか
全部を見分けようとせず、自信を持って買える範囲を決めて、その中だけで始めます。
刻印や付属品だけでは決めず、迷ったら買いません。
当社では本物か偽物かを断定せず、当社の査定基準で基準内か基準外かで考えます。
FCに入らずに、買取店を始められますか
始められます。
古物商許可は自分で取れます。
FCのほかに、開業スクール、真贋講座、独学、自分の屋号のまま研修を受ける道があります。
どれを選ぶかは、時間とお金のどちらを投資するかで決まります。
古物商は儲かりますか
店頭か出張かといった買取の方法では決まりません。
1件あたりの粗利を決めるのは買値です。
買値を決める力と売り先がそろうと、数字が安定します。
会社員のまま、副業で始められますか
始められます。
副業は、失敗しても給料があるので、判断の力を身につけるには良い形です。
土日で回る形と回らない形があるので、扱う品目を絞って始めます。
開業準備度診断

あなたの開業準備は、
100点中何点?

資金・許可・見分け・売り先・集客。
5つの軸で、弱い所が1つ分かります。
基準内か基準外かを当てるクイズつき。
さっそく1問目から、どうぞ。

質問 1 / 11押すと、2問目へ

古物商許可は、
いまどの段階?

11問・3分・無料。
名前の入力はいりません。

お電話でも受け付けています050-1725-9868

※ 法律の話は古物営業法と、サイト内の各記事(許可・台帳・本人確認・行商・プレート)の出典にもとづきます。売り先と仕入れの考え方は、買取業界専門家・安場さん(古物査定の窓口)の回答(2026年10月5日)にもとづきます。FCの金額は大手の一例です。

開業準備度診断(11問・3分)
資金・許可・見分け・売り先・集客の5つの軸で、開業の準備が100点中何点かが分かります。
3分で診断する(無料)開業準備度を3分で診断